さて、自分でできる、シットコム(海外ドラマ)を使った英会話学習法について。今日は実際のやり方について書いてみようと思います。
前回の記事はこちら。
教材にするシットコムを選ぶときには、何回繰り返し観てもいいな!と思うものにするのがポイントです。すごく好みの俳優さんか女優さんが出てるとかでもいいかもしれませんね。そしたら見あきないかもしれないし。笑
ドラマを選んだら、まずは1エピソード選んで(初めて観るやつならとりあえず第1話を)普通に日本語字幕で観てみましょう。この時点でもう一回観るほどおもしろくなかったな、と思ったら、ドラマを変えたほうがいいかもしれません。
大丈夫そうだったら、今度はまったく同じエピソードを、英語字幕にして観てみます。英語字幕にできるオプションがない場合は、字幕なしにしてください。まったくちんぷんかんぷんでも大丈夫。なんとなく、日本語ではここでこんなこと言ってたなーと思い出しながら観てみましょう。
さて、ここからが本番です。同じエピソードを2回観たら、「ドラマの英語タイトル scripts」を検索します。ある程度有名なものなら、そのドラマのセリフすべてが書き出されているウェブサイトが出てくるはずです。例えば「Friends scripts」で検索すると、一番上にこのページが出てきます。
さっき観たエピソードのスクリプトを開いたら、どこかのシーンを選び(単純に冒頭部分でもいいですし、ここが好きだったな、というシーンでもいいです)実際に声を出して、セリフを読んでみましょう!
意味のわからない単語があったり、文法がわからなくてもとりあえずは無視。日本語の字幕はこんなのが付いてたな、と思い出しながら読んでみます。発音のわからない単語も、とりあえずセリフを耳コピしてみましょう。なるべく役になりきって、声の抑揚なんかも真似できるとより良いです!
DVDやストリーミングが手元ですぐ操作できるなら、そのシーンをリピートしながら、キャラクターのセリフになるべく近づけてください。恥ずかしがらず、声マネや体の動きも入れてみましょう。笑
ひとつのシーンを自分なりに演じきれたら、また別のシーンを選んでやってみてください。この時点で、気になった単語を調べてみてもいいです。
これを繰り返していくと、だんだんよく出てくる言い回しや文法のパターンがあるのに気がつくかもしれません。そうしたら、それをGoogleで調べて、「ふんふん、こういう時はこんな風に言うのね」と明確に理解できると素晴らしいです。
こんな風に、英語のセリフを演じるのを練習し続けてみてください。実際に英語で会話するときに「あ、確かこういう時はこんな風に言うんだった!」というのが口をついて出てきたら、しめたものです。
この方法は、いちいち日本語から翻訳せず、自然に英語が出てくるようになるために効果的だと思います。わたしはこの方法で、かなり英語でのレスポンス力が上がりました。
誰かと一緒にやるのも楽しいと思います。家族や恋人と一緒にドラマを観たあと、配役を分けてやってみましょう。笑
英会話を難しくて魔物のようだと思っている人も多いかもしれませんが、新しい言語を知って、今までコミュニケーションできなかった人たちと話せるようになるのはとっても楽しい体験です。ぜひ学ぶプロセスも、遊びながら楽しくやってみてください!